『パール・ハーバー』についてもう少し話しておくよ
[モロッコ発/電話INTERVIEW]
(ROADSHOW 2001/7月号)
新世紀のスターとしてイチ押しのジョシュ・ハートネット。超大作『パール・ハーバー』も公開が迫り、"ジョシュ熱"はヒートするばかり。となれば、その状況が知りたい。そこで現在、新作『Bllack
Hawk Down』をモロッコで撮影中の彼に直撃電話インタビュー!現地は、1日の撮影が終わった夜だけど、日本は朝の6時。ちょっぴり眠いけれど、ジョシュのナマの声が聞けるのなら、睡魔も吹っ飛んでしまう。
「遅くなってごめんね。今そっちは何時?朝の6時?ヒェー、それじゃあ一晩中待ってくれてたんだ。本当、ごめんねぇ。」
受話器の向こうの第一声が"ごめんね"。というのも、最初の約束では午前4時からのはずが、撮影が延びたために6時開始となったから。それにしても、いきなり謝ってくれるなんて、なんてイイ人なんでしょ。最初から感激!
>>>モロッコ・ロケは順調に進んでる?
「なんとか無事に進んでるよ(笑)。リドリー・スコット監督の新作なんだけど、すごくおもしろい作品でね。僕のほかにも、ユアン・マクレガーやトム・サイズモアなどが出演しているんだ。とっても熱いんだぜ(笑)」
>>>モロッコの食べ物はどう?
「クスクスはとてもおいしいよ。それにモロッコ茶というのがあってさ、今まで飲んだお茶の中でも最高だね。ミント茶なんだけど、すごくうまいよ。」
>>>リドリー・スコット監督との仕事は?
「とてもうまくいってて、楽しい時間をすごしてる。今日はヘリコプターに乗るシーンを撮影したんだ。操作はしなくて、滑空をしてただけなんだけどね。」
>>>『パール・ハーバー』では飛行機を操縦してたらしいけど?
「いや、実際には僕の操縦で空を飛んだりはしてないよ。飛行機を動かす訓練を受けて、滑走路を少しだけ動かすようなことはしたんだ。まぁ。コックピットに座ってたから、その気になれば空は飛べたかもしれないけど、でも着陸はできないから、大事故になっちゃよ(笑)」
>>>ハリソン・フォードやジョン・トラボルタのように、これから操縦を習って空を飛びたい?
「もちろん!もし時間があればぜひともトライしてみたいね。」
>>>『パール・ハーバー』の公開が迫ってきているけど、どんな気持ち?以前に"有名になるのが怖い"という理由で出演を断ろうとしたそうだけど。
「そう思ったのは本当さ。でも、今では断らなくてよかったと思ってる。できあがりがすごくいいんだ。それに、ちゃんと公平な視点で描がれていると思うし。正直言って、最初はこの映画の舞台になっている時代の感覚がわからなかったんだ。だからこそ、脚本を興味深く読んだけど。1941年当時の感覚がうまく2001年につなげられるか、そのことを気にしながら読んだね。でも、結果は、うまくいったと思うよ。」
>>>41年にハワイの真珠湾に日本軍が奇襲攻撃をかけたことがきっかけで起こった、太平洋戦争が背景にあるドラマ。ということは、私たち日本人は敵国だけど、日本にはジョシュのファンがたくさんいる。そのファンに対しての特別なメッセージはある?
「僕としては、この映画が歴史に忠実であると言いたいな。どちらが悪くて、どちらが良いという問題ではないと思うんだ。それから、この映画そのものは、戦争という悲惨な状況の中で生まれたラブ・ストーリーなんだと受け入れられることを期待している。それが『パール・ハーバー』という映画なんだ。その舞台設定が、誰かに不快感を与えないことを心から祈るよ。じつは、出演を躊躇したもうひとつの理由は、そのこと。せっかく仲良くしている民族同士なのに、今さら古い出来事にスポットを当てなくてもいいんじゃないか、とも思ったんだ。」
>>>ラブ・ストーリーというのは、ケート・ベッキンセール演じる看護婦をめぐって、幼なじみ役のベン・アフレックと繰り広げる三角関係のこと。『愛ここにありて』ではリリー・ソビエスキーに振られたけど、今度の結末は?
「ギャハハッ、今度は・・・ヒミツ。映画を見れば分かるよ。私生活ではあまり振られたりはしないんだけどねぇ(笑)」
>>>現在も恋をしているとか?
「い、いや、ちょっと(笑)。実はちょっと前までガールフレンドがいたけど、別れてしまった。今はフリーさ。」(じつは、つい最近のタブロイド誌では新作『O』で共演したジュリア。スタイルズと噂されていたけど、どうも恋はすでに終わったらしい。それにしても、なんて正直なんでしょう!)
>>>先輩ベン・アフレックとのコラボレーションは?
「ベンはナイスガイだし、とてもスマート。それにすっごくおもしろいんだよ。年は彼のほうが上なんだけど、兄貴というよりいい友達って関係かな。ベンはすごくジョークやいたずら好きで、僕を笑わそう、笑わそうとするんだ。急におかしなことを言い出したりするもんだから、セットの中でも吹き出さないようにするのがひと苦労だったよ。」
>>>『パラサイト』で注目されたからたったの2年でビッグ・ムービーの主役を演じ、次には大物監督リドリー・スコットと一緒にいる。そんな現在の自分の状況を、どう思ってる?
「ラッキーだと思う。それに、ちょっと怖いとも。ときどき家から出るのがいやになりそうにもなるけど。でも、怖がらないようにしようといつも努力しているんだ。とにかく普通に生きていこうと考えているよ。成功というものにも、とらわれたくないしね。」
>>>それでは、『ヴァージン・スーサイズ』みたいな低予算映画に、これからも出演する気持ちはある?
「もちろんだよ。『パール・ハーバー』のような大作と、インディペンデントな良心作にバランスよく出演できたらいいと思うし、今後はそうしたいと心がけてる。」
>>>自分も脚本も書いているとか?
「そうなんだ。友人と共同執筆なんだけど、今はそれを監督したくてウズウズしてる(笑)気持ち的には、すぐにでも撮りたいけど、なかなか。今は脚本が周囲の人に気に入ってもらえるのを、祈るだけだよ(笑)」
>>>6月には2度目の来日をしてくれるみたいだけど?
「うん、前回は一生で最高というくらいご馳走を食べたんだ。今度もお寿司屋さんに行きたいな。それに、大阪に電車で行ってみたいし、絶対に田舎のほうにも足をのばしたいんだ。僕は建築にも興味あるから、いろんな建物を見たいよ。」
>>>いまフリーということは、来日したときには、日本の女の子にもチャンスはあるということね?
「ハハハハッ!まぁ、そういうことだね。僕は日本語は話せないけど。」
電話とは思えないほど、気さくに丁寧にコメントしてくれたジョシュ。その思慮深い性格画ひと言ひと言から伝わってきて、感心しきり。再会が待ち遠しい!
|
|